これが俺的、最適解

生活をより良くするために、色々と調べまくった結果を述べるブログ

木目塗装の最適解

f:id:tanathi:20200419140758j:image

はい、今日の1枚。

いきなりですが、

これは木でできているしょうか!

それともプラスチックでしょうか!

今日はこの部分についてのお話です。

 

私の愛銃たる次世代AKS47。

安心安全の東京マルイ製、ノンカスタムで初速93m/sの元気な子です。

f:id:tanathi:20200419125333j:image

初速は速く、よく当たり、ストックは折りたため、反動は楽しく、設計も新しく、かつ他の人と被りにくいという出来過ぎる子なのです。

 

が!

 

問題点が1つ。

こいつを見てくれ。

f:id:tanathi:20200419125308j:image

茶色の部分。プラスチックなんだ!!

これはどうにも許せない。

だって実物は木製だもの!!

f:id:tanathi:20200419130543j:image

ね!? ほら、だいぶ違う。

そら、中華製のわけわからん塗装と比べたら東京マルイさんも非常に綺麗に木に見えるように塗ってはくれてるのだけれどね。

 

やっぱ違うなぁって思ってしまう。

 

そこで、リアルウッドのハンドガードを買うことにした! これで俺のAKがパワーアップ! いえす!

 

リアルウッド ハンドガード ¥16000

リアルウッド グリップ   ¥10000

 

てでどん! 合計¥26000。

うーん、中古の銃なら2丁買えるぜ。

f:id:tanathi:20200419131427j:image

そこまでお金かかるのもなぁ。

 

それにリアルウッドに換えると、デメリットもある。

 

デメリットその1

強度確保のため、プラスチックより場所をとる結果バッテリースペースが小さくなる。

f:id:tanathi:20200419131622j:image

バッテリーの場所が狭いのは面倒臭い。

配線にも注意しなけりゃならんし。

 

デメリットその2

至近弾を受けるとリアルウッドの部分はBB弾の形のクレーターができる。

f:id:tanathi:20200419131820j:image

これは実際に経験があるが、非常に辛い。

石や木で引っ掛けた傷なら許せるが、ペコっとクレーターができた日にはいくら落ち込んでもままならない。

おもちゃ感をなくすためのリアルウッドなのに、おもちゃ感丸出しである。

 

リアルウッドにしたい!

でも、リアルウッドにしたくない!

 

そんなこんなで!

 

塗装することにしたわけですよ!
f:id:tanathi:20200419125300j:image

プラスチックもリアルウッドも嫌ならば、リアルウッドに見えるプラスチックにすればいい!

いいとこ取りしてやんよ!

 

まずはプラスチックの様子から。
f:id:tanathi:20200419125406j:image

うーん、案外悪くない。
f:id:tanathi:20200419125503j:image

そう、案外悪くないんだ。

でも、これ以上を目指してやるのさ!! 

 

愉快な仲間たちを紹介するぜ!

※塗装に使う道具の紹介。

 

まずは、ラッカースプレー!

色は艶消しブラック!300円ぐらい!
f:id:tanathi:20200419125330j:image

 

次はパーツクリーナー!

ホームセンターで200円ぐらい!

f:id:tanathi:20200419125315j:image

 

ヤスリ達! 荒いやつならなおよし!
f:id:tanathi:20200419125538j:image

 

紙ヤスリ達! 100番ぐらいが欲しかったけどなかった!!
f:id:tanathi:20200419125411j:image

以上のメンバーでお送りします。

 

まず、塗装する部分を取り出します。

六角レンチとねじ回しさえあればサルでも出来る。
f:id:tanathi:20200419125511j:image

でも、元に戻すのはサルじゃできないから整理しながらネジを置いておくんだぜ!うき!

f:id:tanathi:20200419125250j:image

グリップはネジ1つ。かんたん。

 

取れました。5分ぐらいでできる。
f:id:tanathi:20200419125435j:image

みろよこいつら、いい塗装されてるだろ……テカっちまってさ!!

 

ヤスリで削ってやらぁあああああ!!
f:id:tanathi:20200419125528j:image

コツは、木目の方向に傷をつけていくことです。一方通行でゴーリ、ゴーリ。

 

傷をつける前とつけた後。
f:id:tanathi:20200419125318j:image

もう、後戻りはできまへん。

ここで退くのは許せない。前進あるのみ!

 

とまぁ、傷をつけまして。

こんな感じになりました。
f:id:tanathi:20200419125535j:image

今ついてる傷が、木目の部分となります。

実際のAKは木の合板で作られているので、こんな細かい木目はあるのか知りませんが。

 

目覚すところは「わりと使い込まれて傷だらけのAK」なのでこれでOKなのです。

いいんだ……これでいいんだ!!

 

お次は紙ヤスリで全体に細かい傷をつけていきます。
f:id:tanathi:20200419125247j:image

これはもう、もみくちゃに傷をつけましょう。

木目を作るのではなく、塗料のノリを良くするための傷ですので。

 

そんなこんなで傷つけ終了。
f:id:tanathi:20200419125348j:image

お、テカりが消えましたな。

もしやこのままでもイケるんでは……?

 

おお?
f:id:tanathi:20200419125520j:image

おおお?
f:id:tanathi:20200419125514j:image

おおおお?

f:id:tanathi:20200419125322j:image

まぁ、悪くない。

 

けど、良くもない。

ただ傷をつけただけじゃないですかぁ!って言われてしまう……。

 

では次の作業。

脱脂です。

 

これは、素材についてしまった汚れやら手の脂を削ぎ落とす作業。

 

って言っても、洗剤で洗ってタオルで拭くだけです。
f:id:tanathi:20200419125337j:image

ごしごしごしごし。

ふきふきふきふき。
f:id:tanathi:20200419125342j:image

完成。これで今から塗る塗装が剥がれにくくなりました。

 

塗装って塗るよりも、削ってるじかんのほうが長い気がする……。

さぁ!塗るぞ!

 

まずは黒ラッカースプレー!
f:id:tanathi:20200419125326j:image

3回に分けて、20センチ以上離れた位置から塗っていきます。

 

遠目から見た時に

「ん? 色がついたか?」

ぐらいで成功。近くで見たら結構ついてる。

 

逆に遠目から見た時に

「これで完璧!」

ぐらいに色を塗ると、だいたい垂れてくる。

垂れるまで塗ってしまうと乾かすのに時間かかる上に、まーた削って塗らなければいけなくなるので慎重に……。

 

1回目〜
f:id:tanathi:20200419125507j:image

 

2回目〜
f:id:tanathi:20200419125431j:image

 

3回目〜
f:id:tanathi:20200419125517j:image

で、完成。炭みたいになった。

これでええんや……これで……ブルブル。

 

お次はパーツクリーナー!

こいつを適当な布に噴射して〜
f:id:tanathi:20200419125424j:image

 

黒の塗料を「いい感じに」落としていきます。

これが腕の見せ所。
f:id:tanathi:20200419125449j:image

ぐりっ!とやると一気に落ちてしまうし、かさかさ拭くだけでは取れないし。

 

実物の画像を見ながら、どこが黒くてどこが明るいか確かめつつ拭いていく。

 

で、こうなった。ジャーン!
f:id:tanathi:20200419125255j:image

ええやん! ええやーん!

黒のスプレーが傷に入り込んで、木目になってくれちゃってますね〜!

 

これぞ使い込まれたAK!!

 

しかーし、このままにするとパーツクリーナーが白濁するので。
f:id:tanathi:20200419125345j:image

シリコンスプレーでコーティング。


f:id:tanathi:20200419125419j:image 

ちょっと光ったけど乾けばなんとかなるやろ(はなほじ)

 

不安すぎて、艶消しスプレーをちょこっと噴射。ほんのちょっとだけ。

 

で、完成!!
f:id:tanathi:20200419125500j:image

でん!
f:id:tanathi:20200419125304j:image

どーですか! 皆さん! 

 

もうプラスチックには見えんでしょうが!
f:id:tanathi:20200419125438j:image

アップで見てもこの感じ。

友達に送ったら、「ついにリアルウッド買ったのかー!」って。

ばっちりじゃないか!

 

で、組み立ててみる。
f:id:tanathi:20200419125452j:imagef:id:tanathi:20200419125525j:image
f:id:tanathi:20200419125122j:imagef:id:tanathi:20200419125456j:image

どうだろうか! 一気に良くなったのでは!?

使い込まれしリアルウッド AK!!

みたいなプラスチックストックAK!!

 

素敵すぎる……!!

f:id:tanathi:20200419125311j:imagef:id:tanathi:20200419125355j:image

しかも、傷のおかげで若干の滑り止め効果すら生まれていた。プラスチックなのでクレーターもできないし、バッテリースペースも大きいし、いいことづくし!

 

かかった費用も黒ラッカースプレーとパーツクリーナーで500円ぐらい。ワンコインでリアルウッドになると思えばお得だとは思いませんか!?

 

傷をつけるのに勇気はいりますが、思い切って削ってみるのはどうでしょう? あ、塗装する時は湿度の高い時はダメですよ! 一応、念のため。

 

最後に比較。
f:id:tanathi:20200419125442j:imagef:id:tanathi:20200419125308j:image

塗装後と、塗装前と。

写真じゃうまく写せなかったけれども、質感めちゃめちゃ良くなりました。

 

f:id:tanathi:20200419125427j:image

こいつを担いでサバゲーに行けるのはいつになるだろう……楽しみだなぁ。